2011年5月5日木曜日

鎌倉ぶらり歩き(建長寺編)

円覚寺を後にして、明月院を観た後、鎌倉五山第一位に列せられる建長寺を訪れた。

建長寺の山号は「巨福山(こふくさん)」で、臨済宗建長寺の大本山である。

鎌倉幕府五代執権北条時頼が建立した我が国初の禅寺とのこと。時頼は権力者として経済的に建長寺を支え、自らも出家して全国的に禅宗を広めたらしい。


 ▲総門。山号から「巨福門」とも呼ばれるらしい


 ▲三門(重要文化財)。よく山門と聞くが、この門の三門は三解脱門の略で
   別名「狸の三門」とも呼ばれるらしい。それはこの寺で育てられた古狸が
   僧侶に化けて住職の化縁を助けて大活躍したという言い伝えから


 ▲三門には、建長寺の正式名称「建長興国禅寺」が堂々と


 ▲仏殿(重要文化財)。東京・増上寺から徳川二代将軍秀忠の正室で、今大河
   ドラマで話題のお江の方(崇源院)の霊屋を移築したものらしい


 ▲仏殿には本尊の「地蔵菩薩坐像」が安置されている。その風合いや目の開き
   方から堂々たる趣を感じた


 ▲仏殿の奥には「法堂(はっとう)」(重要文化財)が位置する。ここは住職が説法
   をする場所で、本来は仏像は祀らないのだが、今は千手観音像を祀っている


 ▲その千手観音坐像。本尊の地蔵菩薩像もそうだし、円覚寺の宝冠釈迦如来像
   もそうだったが、筆者が今まで見てきた仏様に比べると目が開いているなぁと感
   じだ。この違いはなんだろう。また調査の対象が増えた・・・

   
 ▲ツツジ越しに梵鐘(国宝)。重さ2.7トンもある


 ▲境内内にはいたるところに牡丹が咲き、参拝者の目を楽しませていた

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